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Who we are朝たんぱく協会について
近年、ますます関心の高まりを見せる「たんぱく質」。
たんぱく質は、単なるエネルギー源にとどまらず体の重要な構成要素であり、体型維持や運動機能、メンタルの安定性などに関わります。
たんぱく質=筋トレをする人のための栄養素というイメージをお持ちの方もいると思いますが、子どもから高齢者まで、すべての世代にとって重要な栄養素です。
あまり知られていませんが、たんぱく質は1日に必要な量をまとめて摂取することができません。
そのため朝・昼・夕に分けて、バランスよくカラダに摂り入れることが重要です。

もう一つ重要なのが、「いつたんぱく質を摂るか」です。
たんぱく質摂取において、鍵となる時間帯は「朝」です。
時間栄養学の領域では朝のたんぱく質摂取が体内時計の調整を促す、という報告があります*1。
また、「たんぱく質が不足すると太りやすくなる」と言われています。これは、筋肉量の減少による基礎代謝の低下や三食バランスよく食事を摂っていないことが原因です。実際、週に1回でも朝食を欠食しているグループは、毎日朝食を食べているグループと比較して筋肉量が低下しているという報告があります*2。また、「朝食に十分なたんぱく質を摂取すると満腹感が持続し、その後の食欲が抑えられて間食を減らす効果がある」ことも知られています*3。つまり、朝のたんぱく質摂取は太りにくい身体づくりに役立つ可能性があるのです。

しかしながら、多くの人は朝食でのたんぱく質摂取量が十分ではありません。健康のためには毎食約20gのたんぱく質摂取が推奨されていますが*4、実際の摂取量は昼食や夕食では20g以上摂れている一方、朝食は平均14.65gにとどまっています*5。朝食での意識的なたんぱく質摂取の増加が、食欲調整や筋肉量維持に効果的と考えられます。
朝にたんぱく質が不足しているという事実と、朝にたんぱく質を積極摂取する意義を多くの方に知っていただくことで、健康的な生活を送っていただきたいという想いから、このたび「朝たんぱく協会」を発足しました。
朝が変われば、1日が変わる。
1日が変われば、一生が変わる。
はじめよう、朝たんぱく習慣
参画メンバーのご紹介
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跡見学園女子大学 教授
専門:栄養・食物学石渡 尚子
Naoko Ishikawa
1995年 昭和女子大学大学院生活機構研究科博士課程修了 博士(学術)。跡見学園女子大学短期大学部 専任講師、跡見学園女子大学マネジメント学部生活環境マネジメント学科 准教授を経て、2010年より同教授。公益社団法人生命科学振興会の常務理事を務める。さまざまな年代の女性を対象に大豆イソフラボンの健康影響について調査・研究。メディアでは現代の食生活に合った上手な大豆の取り入れ方を提案。共著に『豆類の百科事典』や『大豆と日本人の健康』などがある。
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広島大学 准教授
専門:時間栄養学田原 優
Yu Tahara
2013年 早稲田大学大学院 博士(理学)。早稲田大学助手、助教、University of California Los Angeles 助教、早稲田大学准教授を経て、2022年より広島大学大学院医系科学研究科准教授。専門は、体内時計、時間栄養学。2021年早稲田大学リサーチアワード、日本時間生物学会学術奨励賞受賞。著書には、「プレシジョン栄養学」、「体内時計応用法」、「体内時計健康法」がある。
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立命館大学 教授
専門:運動生理・生化学藤田 聡
Satoshi Fujita
2002年南カリフォルニア大学大学院博士号修了。博士(運動生理学)。2006年テキサス大学医学部内科講師、2007年東京大学大学院新領域創成科学研究科特任助教を経て、2009年より立命館大学。米国生理学会(APS)や米国栄養学会(ASN)より学会賞を受賞。監修本に『間違いだらけのたんぱく質の摂り方』、共著に『体育・スポーツ指導者と学生のためのスポーツ栄養学』など。2021年に長年の研究に基づき企業の健康経営をサポートする(株)OnMotionを設立。
賛助企業・賛同企業
賛助企業
- キッコーマンソイフーズ株式会社
- 日本テトラパック株式会社
賛同企業
- 株式会社asken
- 株式会社紀文食品
- さとの雪食品株式会社
- 日清オイリオグループ株式会社
- ひかり味噌株式会社
- フジッコ株式会社
- 理研ビタミン株式会社
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